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死刑にいたる病|最後の灯里の言葉の意味や原作との違いを紹介!【考察】

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阿部サダヲさんが主演を務め大きな話題になった映画「死刑にいたる病」

配信サービスでも公開され始めて視聴された方も多いと思いますが、最後のシーンの意味がいまいち分からなかったという方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は映画「死刑にいたる病」の最後の灯里の言葉の意味や原作との違いなどについて調べてみました。

以下ネタバレを含みますのでご注意ください。

死刑にいたる病の要約

死刑にいたる病は連続殺人犯の榛村大和から送られてきた一通の手紙がきっかけとなり、主人公が最後の事件の冤罪を主張する榛村の証言を元に事件の真相を突き止める物語です。

主人公の筧井雅也は物語が進むにつれて榛村に洗脳されていき、自分の父親が榛村なのではないかとも錯覚してしまいますが、最終的には洗脳から逃れ自身の父親ではないこと、最後の事件の犯人が結局冤罪ではなく、榛村自身が犯人だった真相に辿り着きます。

洗脳から逃れた雅也は榛村から離れて彼女の灯里と楽しく過ごすはずでした…

しかし映画の最後では灯里のカバンの中から事件に関する資料と意味深な発言とともに終了となりました。

死刑にいたる病は実話?

結論から言うと、死刑にいたる病は実話ではなく、櫛木理宇さんの小説が原作となっています。

原作は映画と異なる部分やカットされてしまっている細かな描写もあるのでおすすめです。

 

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死刑にいたる病の最後の灯里の言葉の意味を考察

映画の最後では筧井が灯里に対して「爪綺麗だね」と伝えると灯里は「剥がしたくなる?」と返します。

その後バッグの中から事件の資料が見つかり、榛村と灯里は繋がっていたことが判明して終了となります。

灯里の最後のセリフ

  • 「剥がしたくなる?」
  • 「私は分かるな、好きな人の一部を持っていたいという気持ち」
  • 「彼も雅也君なら分かってくれるって。 分かってくれるよね…?」

平穏な日常を過ごすはずだった雅也でしたが、恐ろしい最後を迎えることになってしまいました…

灯里は大学に入ってからは明るい人物でしたが、中学時代は暗い子だったという描写があり、榛村が狙う特徴と合致します。

ただ犠牲者にならなかったことを考えると、出会った当時は年齢が達していなかったということが考えられます。

最後の灯里の様子を見る限り既に榛村の洗脳を受けてしまっていることになります。

考察はいくつかあるのでそれぞれ紹介しますが、解釈は人それぞれなのでどれが正解とは限らずあくまで一つの捉え方として楽しんでいただければ幸いです。

洗脳された灯里によって消される

拘置所に入っている榛村はもう犯行に及ぶことは出来ないため、今度は自分が直接手にかけるのではなく、誰かを洗脳して犯行に及ぼうとしているのではないかという考察です。

物語の中盤まで雅也は自分が洗脳されかけていることに気付かず、危うく間違ったことをするところでした。

面談を監視する人物も終盤は洗脳されており、榛村は洗脳のプロであることは明白です。

最終的に灯里によって好きな人=雅也の一部をずっと持っているために犯行に及んでしまうのではないかと考察されています。

病気(死刑にいたる病)は伝染するという意味

作品のタイトルである「死刑にいたる病」は連続殺人犯である榛村の自分の好みである子供を殺さずにはいられない異常な癖を指していますが、既に榛村は拘束されているため平穏な日々が戻ると思われていましたが、最後の灯里にこの「死刑にいたる病」が伝染してしまったことで榛村の思想を継いだ灯里が第二の榛村として犯行を及んでいくのではないかとも考察されています。

犯人が逮捕されたからもう大丈夫と安堵するのは危険だよという意味合いが込められているのかもしれませんね。

死刑にいたる病の原作と映画の違い

原作と映画は異なる点があり、最後のシーンも原作とは異なります。

原作の最後は雅也が榛村と別れ、灯里と暮らしている中、拘置所に弁護士である佐村が訪れます。

佐村は榛村に「とあるリスト」と書かれたファイルを持っており、榛村と話しながらリストに書かれた「筧井雅也」の名前を二重線を消します。

そしてそのリストには「加納灯里」の名前もあり、榛村は佐村に対して「ありがとうございます、先生」「こんな僕に本当によくしてくれて」「いま、あなたの手を握れたらいいのにな」と微笑んで終了となります。

映画ではあまり明かされませんでしたが、担当弁護士の佐村も榛村に洗脳されていたことが分かります。

あるリストが榛村が犯行に及ぶために狙っていた人物のリストだった場合、雅也は消されてしまったのではないかとも考えられます。

死刑にいたる病についてのネットの反応

死刑にいたる病については色々な意見な見受けられました。

まとめ 死刑にいたる病|最後の灯里の言葉の意味や原作との違いを紹介!【考察】

今回は映画「死刑にいたる病」の最後の灯里の言葉の意味や原作との違いについて調べてみました。

考察は正解がなくあくまで色々な捉え方があると思ってみていただけると幸いです。

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